はじめに
みなさんこんにちは。ワンズプレイスのわいちゃんです。
今年もあっという間に12月19日。時が経つのは本当に早いなと感じます。
12月になると、2025年のデイリー手帳やカレンダーの販売が始まりますよね。
私自身、新年に打ち立てた目標を達成したことが無いのですが、皆さんはいかがでしょうか。だいたい1週間たつ頃には、どんな目標を立てたのかを忘れております。
余談ですが、先日参加した勉強会で、目標設定に関する講師のお話がありました。
目標が達成されない原因として、立てた目標を忘れていることが原因として大きい、とお話しされていました。
毎日目にするものに、目標を書いておくことが大切なのかもしれませんね。
今回のブログでは目標設定の大切さではなく、2024年のワンズプレイスを振り返る記事を書きたいと思います(おそらくこのブログを見てくださっている読者様的にも、目標設定の話題よりも、ワンズプレイスのことやグループホームに関する内容の方が面白いのではないかと想像します)。
特に写真もない、文章メインの内容になりますので、おそらく読むのが大変かと思います。それでも問題ない方はぜひ、お付き合いいただければと思います。
「誰かと一緒に住む」という事
今年一年を振り返ってみると、いろいろなことがあったなと感じます。
野球観戦を見に行ったり、利用者さんの仕事探しや面接に同行したり、病院の通院同行をしたり、人間関係の悩みを聞いたり、と色々なことが思い出されます。
その中でも特に印象的だったのが、「利用者さん同士のトラブル」です。
誰かと一緒に住む以上、これは必ず起こることですよね。
様々な障害を持った方が生活をするのが、グループホームという場所になります。
それぞれの利用者さんの成育環境もまったく異なりますし、障害の内容や価値観も異なります。
無意識にやっていること、自分は特に気にもならないことが、相手にとってはこの上なく不快だったり、どうしても気になってしまう。こういうことってよくありますよね。
こういったことが生活の様々なポイントで生じ、結果として利用者さん同士が言い合いになったり、感情的になってしまうことがあります。
実際にこの1年間でも、こういったトラブルは多数ありました。その都度現場の世話人さんが仲裁をしたり、場を修めることを行いますが、本質的な部分にはあまり大きな変化はありませんので、同様のことが再度生じたりします。
こういった利用者さん同士のトラブルについては、「自分と異なる人間を理解して尊重するスキルを養う良い機会である」と、捉えることもできますよね。
もしグループホームで生活せずに、住み慣れた実家で住んでいた場合、こういった経験をすることはできません。その場合、ごく限られた人としか生活をすることが出来ないので、住まいや仕事において、今後の人生の選択肢が大きく狭まってしまうことに繋がるかもしれません…。
人生の経験値というのは、人から教えられたり、本を読んだとしても、身につくものではないですよね。なによりも、「実践」が大切なのではないかと思います。
その人生の経験値を獲得できる場である「グループホーム」という場所に、いかに長く居続けられるか、ということも重要な気がします。
「他者を理解し、尊重すること」
文章で書くと簡単な気がしてしまいますが、実際はこの上なく難しいことだなと感じます。
現場の世話人さん、管理者の私、利用者さんがみんなで一緒になって、「相手を尊重すること」を考えていくことは、グループホームの生活にとって、大切なことだなと思います。2024年を一言で表現してみると、最終的にこの文章になりました。
声にならない声に気づく
私もそうですが、自分が本当に思っていたり、感じていたりすることって、なかなか人に伝えるのが難しかったりしますよね。
自分も認識していない部分もあったりするので、なおさら難しいことだなと思います。
障害を負っている利用者さんにとっては、さらに難しいことだと思います。自分がやりたいこと、感じていること、気付いてほしいこと、考えていること。そういったことを人に伝えるのは難しいですね。
「声にならない利用者さんの声に気づく」。こちらについても、ワンズプレイスでは今後も真剣に向き合っていきたいと考えています。
我々支援者が利用者さんの声に気づき、それを尊重することができたら、もっと良い支援に繋がると思います。この人なら信頼できる、この人だから話したい、そういった人になれるように、引き続き研鑽を続けたいと思います。
本当は〇〇に思っているんじゃないかな?
実は△△なんじゃないかな、って思うんだけど、どうだろう?
生活を支えるためには、利用者さんと我々支援者間の信頼関係が何よりも大切です。
表面上の言葉や情報、現象だけでなく、相手の本当に気持ちに気付くことができるセンサーを養っていきたいですね。
おわりに
今回の記事はいかがだったでしょうか。
2024年を振り返ったところ、抽象的な内容になってしまい、かなり読みにくい記事になってしまったかもしれません。
この記事を書くことで、私自身が考えを整理することができましたので、しっかりと今後の支援に活かしていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また来年もよろしくお願いいたします。
良いお年を!