継続する力って難しい。という話



みなさんこんにちは。ワンズプレイスの小山です。

ワンズプレイスに以前から入居していたA君。
彼はまだ若いのですが、本人でできる能力も高く、本人の将来も一人暮らしができるようになりたい。という希望。

そんな彼の勤務への奮闘の過程をお伝えできればと思います。

就労移行から就職

1年以上の就労移行支援(障がいのある人が、就労を目指すための訓練をしたりする支援サービス)での経験を経て、ようやく本人の希望する近くのスーパーに就職をしました。

最初は彼も新しい仕事を覚えることが大変だったようですが、職場の方の協力もあり、どんどん仕事を覚えられていたようでした。

本人も「このままいっぱい稼いで、まずは金銭的に自立したい」といった様子。

少しさぼり癖がある彼ですが、なんでもそつなくこなすタイプで、意外とこのまますんなり1人暮らしへの一歩を踏み出せるかも、なんて思っていました。

小さなほころび

しかし、就職してから1か月で週1回程度休むようになってしまいました。
これは良くないと小山と職場の責任者の方と本人と話し合い。
A君曰く「朝早くて起きられない」とのこと。

それじゃあ、「まずは午後からの勤務で慣らしていこう。」と勤務時間を変更してみました。
これが有効だったのかそこからしばらくは、休むことなく勤務ができていました。

しかし、またさらに1か月経つとまた休みがちになってしまう。
また、小山と職場の責任者と本人とで話し合い・・・

新たな原因

以前は「朝早くて起きられないから休んでしまう」という理由でした。
しかし、午後からの勤務でグループホームの職員曰く朝は起きられている様子。
なぜ仕事を休んでしまうのか本人に理由を尋ねました。
すると今度は「朝起きてから午後の仕事に行くまでに、嫌になって行かなくなってしまう」
と言いました。

嫌になってしまう原因を聞くも良く分からないと。
職場に不満もなく、GHで嫌な事もないとの事。
本人に目標(一人暮らし)の再確認。仕事の重要性。本人の役割についても話をさせてもらい、

どうしたらいいかと職場の人とも相談をして、今度は朝早すぎず、本人も起きられるであろう9:00の勤務にする事になりました。
本人もこれならいけると納得の上で再スタートをしました。

2週間くらい休みなく通うことが出来ました。
しかし、またしばらくすると何日か休むようになってしまいました。

本人も気付かない理由

また、本人と仕事に行けなくなった理由を話し合いました。

・もしかしたら職場に嫌な人がいるのか?
・仕事の作業が嫌なのか?
・グループホームで嫌なことがあるといけないのか?

とも考えました。

何日間かかけて本人から沢山話を聞き、自分だけでなくグループホームのスタッフや相談員さんにも話を聞いてもらい、分かったことは上記のような理由ではなく、シンプルなものでした。

「朝起きて、仕事が面倒くさいと感じて休んでしまう」とのこと。

・・・はい。皆さんはどう思われたでしょう?

私はこう思ってしまいました。

「仕事をなめるんじゃない」と(笑)

ただ、本人は仕事の重要性や一人暮らしの為には仕事をしなくてはいけない事などは理解できており、分かっているのに休んでしまう自分自身に嫌気がさしている様子でした。

その後も話を深堀していくと中々興味深いものがありました。

彼の習慣

彼の場合、幼少期の家庭環境がかなり複雑なことも理由としてはありましたが、その他、彼は「面倒くさい」と思ったことを継続して行動に移してきた記憶がないとのこと。

学校は「何となく楽しいから行っていた。」
面倒な行事の時は休んでいた。

洗濯や掃除も定期的ではなく、「気が乗ったらやる。」
部屋が汚くなったり、洗濯物が溜まって着る服がない時にようやく行ったり、本人が気乗りしないときはとことんやらない。

そんな生き方をしてきた。とのこと。

皆さんもそうだと思いますが、仕事って大体は大なり小なり面倒くさいものです。
彼にとってはその面倒くさいがそのまま「休む」に直結していってしまったようでした。

そこで本人と小さい「面倒くさい」を行動に移す習慣作りを練習していくことになりました。

小さな一歩

まずは、今まで気が向いたり、必要に迫られたら行っていた洗濯を毎週金曜日に行う。
これを習慣化できて来たら次は毎週何曜日を掃除の日。
というように小さな面倒くさいを行動に移す約束をしました。

その習慣が継続できるという自信につながり、仕事以外の事にも良い影響が出る事を期待したい所です。

追記、現在A君は仕事にも何とか行けています。

現在、見学や利用のお問い合わせを随時受け付けております。

皆様の身近な方で、グループホームの入居待ちをされている方や事情により入居している場所から移らなくてはいけない方などがございましたら、ぜひお気軽にご相談、ご見学のお問い合わせをして頂ければと思います。
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