株式会社エンジョイント 代表の鳥毛です。
とにかく暑かった8月もジェットコースターのように過ぎ去ってしまい、今年も残すところあと3ヶ月となりました。
さて、弊社が運営する障がい者グループホーム『グループホームOne’s place(ワンズプレイス)』ですが、正式に9月1日付けで群馬県からの認可がおり、法人内7ヶ所目となる共同生活住居『グループホームOne’s place玉村上新田』が開設することができました。
オープンは10月なので、9月中は見学案内をしている状況です。
既に入居予約を頂いている部屋もありますが、まだまだ部屋も空いているので、玉村周辺でグループホームを探されている方は見学お待ちしています。
One’s place 玉村上新田 紹介ページはこちら >
このように弊社は現在、一戸建てタイプのグループホームに力を入れており、それがどのような狙いなのかということについてこれまであまりブログなどでも話してこなかったと思います。
なので、この機会にそのあたりのお話をこのブログでできればと思いました。
一戸建てタイプのグループホームに力を入れる理由
まず、この話の結論として、私が代表としてグループホームを増やしてる1番の理由は、現在グループホームに入居されている方と現在働いている方に豊かな暮らしを届けたいと本気で思っているからです。
ちょっとわかりにくいと思うので補足しますね。
グループホームは本来、行政が届けるべきサービスを我々のような事業者が認可を受ける形でサービスを提供してる構造となっています。そのため、事業として成り立っていかない場合、最悪その事業者は倒産あるいは事業撤退という形となり、そこに住む入居者さんやそのご家族、働いている方に多大な迷惑をかけることになります。
なので、私は会社の代表としてこのグループホーム事業をこれからも安定して続けていくためにしっかりとした利益体質の事業にしていく責任があります。
※話が逸れてしまうため、今日は福祉は利益を最優先すべきか、そうではないかの話はしませんが、私は「利益を求めることは必要だが、利益を出すことが目的ではない」というスタンスです。
そうした時に、現在のグループホーム事業で最も利益が出せるモデルは、大きな建物をガツっと作って、そこに10~20人の入居者さんが生活するという形が1番利益は出しやすいです。
しかし、そのようなモデルは大人数が苦手な方やある程度の目が届いた方が安心するような方にとっては生活がしにくいと思います。また、日本では多くても4-5人ほどの家族で生活することが多いため、大人数での生活が馴染まないということもあると考えています。
”2つの課題”を解決する方法は?
その2つの課題を解決するためにどうしたら良いかを考えたときに、私は4名程度で生活できる住居を近い地域で複数構えるグループホーム運営をしようと思いました。
そうすることによって、入居者さんは少人数で落ち着いた生活ができるし、働く方にとっても家族と同じ規模の人数なので大人数よりは接しやすいのではないかと考えました。
もちろん、備品や設備は住居の数だけかかるので、初期費用は大きな施設1ヶ所で運営するよりも数倍かかってきますし、管理者の管理として近いとはいえ分散しているので現場マネジメントの効率性は落ちてしまいます。
それでも、利益をしっかりと作りながら、落ち着いた生活をしてもらうというワンズプレイスの信念を叶えるためには必要なことだと思っています。
One’s place 伊勢崎中央 ムービー
そして、一戸建てタイプのグループホームである程度の利益が見込めるようになってきたタイミングで、現在入居してる方やそのご家族からも要望のある24時間スタッフが常駐する日中支援型タイプのグループホーム、より1人暮らしの生活に近いアパートタイプのグループホームなど、今よりも暮らしの選択肢を広げていきたい。
そのように思っています。
入居者さんと働く方が豊かな生活を送れるように。そして、自分の家族に心から勧められる福祉サービスと会社を作るために、今日もやるべきこと・できることを全力でやりきっていきます。
株式会社エンジョイント
代表 鳥毛