
はじめに
皆さん、こんにちは。ワンズプレイス管理者のわいちゃんです。
2月はインフルエンザが大流行し、体調を崩された方も多かったのではないでしょうか。スタッフも利用者さんも、みんなで体調管理に気をつけながら、なんとか乗り越えることができました。本当にお疲れ様でした。消毒機材の事前準備と消毒手順の確認、本当に大切ですね…。

ウイルスたちも、自分たちが消えないように一生懸命ですよね…
3月に入り、少しずつ春の気配を感じる季節になりました。年度末は何かと慌ただしいですが、新年度に向けた準備を進めながら、新しい出会いや変化にワクワクする気持ちも大切にしていきたいですね。
年度末のブログの記事ということもありますので、今回は「ワンズプレイスの暮らし」について、深掘って考えていきたいと思います。
ワンズプレイスは障害のある方が生活するグループホームです。でも私たちは「支援施設」である前に、「家族に勧めたいと思える暮らしの場」でありたいと思っています。
そのために大切にしている言葉も紹介しながら、記事を書いていきたいと思います。
ひとつめ——「愚行権」
「愚行権」という言葉をご存知でしょうか。
哲学者ジョン・スチュアート・ミルが提唱した概念で、他者に害を与えない限り、どんな選択も個人の自由であるという考え方です。遠回りしてもいい。損な選択をしてもいい。失敗してもいい。そういったメッセージが込められております。
参考:Wikipedia(愚行権)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9A%E8%A1%8C%E6%A8%A9
私たちはつい、「もっと良い方を選ばせよう」「失敗させないようにしよう」と考えがちです。でも本当にそれは、本当に相手の為になっているのでしょうか。
夜更かしして好きな動画を見る。
コンビニでお菓子を山ほど買う。
誰かに止められることなく、そんな「小さな愚かさ」を選べること。それがふつうの生活のひとつだと、私は思っています。
今でこそ管理者ブログでこういった偉そうなことをたくさん文章に書いていますが、これまでも今現在も、私は愚かなことをしている自覚があります。
その失敗が今でも笑い話になっていますし、私のアイデンティティを作る大きな経験値にもなっていると実感しています。

若気の至りだったなあと思うことも多々ありますが、話すと小説になってしまいますので、割愛しますね。
自分の人生を、自分で選ぶ。うまくいかなくても、それも自分の物語。
ワンズプレイスは、そういう選択を尊重できる場所でありたいと考えています。
ふたつめ——「無貢献」
もうひとつが、「無貢献」という言葉です。
「何かに役立っているから価値がある」「貢献しているから存在を認められる」——社会はともすると、そういうメッセージを発し続けます。ありがとうございます。
でも私は、何も生産しなくても、誰かの役に立たなくても、ただそこにいるだけで尊い存在だと思っています。
ここで暮らす方たちは、毎日をそこで生きているだけで、十分すぎるほど懸命です。「貢献しなければ」というプレッシャーのない場所。
ただいるだけで、歓迎される場所。それがワンズプレイスでありたいなと思います。

何かをする必要も、何かをされる必要も、本当はないのかもしれません。笑顔でいられることが一番ですよね。
こういった思いで接してくれる人がいる場所。
それが、その人にとっての「居場所」になるのかもしれませんよね。
終わりに:「家族に勧めたいと思える暮らし」へ
この2つの考え方を土台にしながら、私たちは日々の支援を組み立てています。
スタッフによく言うのは、「自分の家族をここに住まわせたいと思えるか?」という問いです。
きれいな建物や充実したプログラムより、一人の人間として尊重されているか。自分のペースで、自分らしく生きることが許されているか。そこが問われていると思っています。
年度末を迎えるこの時期、改めて言葉にしたくなりました。
ワンズプレイスは、「居場所」や「暮らし」について、考えを深めていけるプロフェッショナルでありたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
新年度が皆さんにとって、笑顔あふれる一年になりますように。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。


