
こんにちは。One's place管理者の小山です。
前回のブログでは、ホームの庭や室内で一生懸命にボッチャの練習に励む皆さんの様子をお伝えしました。
そしてついに先日、その練習の成果をぶつける「ボッチャ大会」の本番当日を迎えました。
今回はその時の話をしたいと思います。

いざ大会会場へ

会場となったのは、高崎市内の大きな体育館。
一歩足を踏み入れると、そこには関係者を含め100名を超える人々が集結していました。
3人1組のチームが全24チーム。障害を持つ方々のチームだけでなく、支援スタッフのみのチームや、地元の学校の生徒さんたちも参加しており、世代や立場を超えた「真剣勝負」の空気が会場中に満ちていました。
いつも過ごしているホームとは違う、広々とした空間と大勢の観客。
One's placeのメンバーも、会場の熱気に少し興奮気味の様子。
今回は3チームという大所帯でのエントリーだったこともあり、応援に駆けつけたスタッフも多く、One's placeの一角はさながら大応援団のような賑やかさでした。

過去の悔しさを胸に。快進撃の1次予選
実は、One's placeにとってこの大会はリベンジの舞台でもありました。
前回大会では、残念ながら1回戦敗退。勝ち進んでも2回戦止まりという悔しい結果に終わっていたのです。
「今回は少しでも長く試合をしたい」「練習の成果を見せたい」——。
そんな強い思いを秘めて、いよいよ試合がスタートしました。
結果は、なんと出場した3チームすべてが1次予選リーグを突破! これにはメンバーだけでなく、見守っていた私たちスタッフも驚きと喜びに沸き立ちました。
どの試合も、まさに「白熱」の一言。
ジャックボール(目標球)にピタリと寄せるたびに歓声が上がり、逆に相手に弾き飛ばされれば「あぁー!」と天を仰ぐ。
スタッフも作戦を一緒に考えたり、声掛けで精神面を支えたりと、一球一球に一喜一憂する時間は、支援者と利用者という垣根を超えた「チームメイト」としての絆を感じる瞬間でした。
ミスを補い合う絆。練習の成果が形に

前回のブログでご紹介した、一生懸命に練習を重ねてきたあのチームも、素晴らしい戦いを見せてくれました。
ボッチャは、たった一球のミスで戦況が大きく変わる繊細なスポーツです。
しかし、このチームの強さは「ミスをしても、それを他のメンバーが全力でフォローする」という信頼関係にありました。
一人が「ごめん、失敗した!」と肩を落としても、「こう投げれば大丈夫!」と前向きな声。
練習を通して培ったのは、技術だけではありません。
お互いの個性を理解し、足りない部分を補い合う。
そんなOne's placeらしい温かいチームワークが、彼らを2次予選へと押し上げたのです。
その後2次予選の試合を戦い、結果は惜しくも決勝ラウンドへの切符は逃してしまいましたが、試合を終えた皆さんの顔には、出し切った者だけが見せる清々しい満足感が溢れていました。

順位以上の価値。「一番輝いていたチーム」へ
そして、大会のフィナーレを飾る閉会式。
優勝、準優勝、3位と他チームが表彰されていく中、最後に特別な賞の発表がありました。
それは、大会スポンサーから贈られる「スポンサー賞」。
この賞は、勝敗に関係なく、大会を通じて最も輝いていたチーム、最も大会を盛り上げたチームに贈られるものです。
名前を呼ばれたのは……なんと、One's placeのあのチームでした!
これには本人たちも、そして他チームのメンバーも大喜び。
表彰状を手にする誇らしげな姿を見て、私たちは確信しました。
彼らが一投ごとに見せた真剣な表情、そして心から競技を楽しむ笑顔。
「勝ち負け」という結果以上に、「どう取り組んだか」を評価していただけたことは、彼らにとって大きな自信になったはずです。

帰路の「武勇伝」と、これからのOne's place
ホームへの帰り道、車内は興奮冷めやらぬトークで持ちきりでした。 「あの時のあの一投がすごかったよね」「次はもっとこうしたい!」 ホームに到着してからも、留守番をしていたスタッフを捕まえては、今日の出来事をまるで「武勇伝」のように生き生きと語る皆さんの姿がありました。
One's placeでは、これからも利用者様一人ひとりの「やってみたい」という気持ちを大切にしていきます。
ボッチャを通じて生まれたこの熱気、そして仲間との繋がりを、日々の生活のエネルギーに変えていけたら幸いです。
入居者の皆さん、本当にお疲れ様でした!
そして、応援してくださった関係者の皆様、ありがとうございました。 次回もまた、One's placeらしく、全力で楽しみにいきましょう!


